ブログ

Jun 21, 2023

株式会社タムロンよりシャッターレス小型LWIRカメラモジュールを発売

さまざまな用途向けの光学機器の世界的に有名なメーカーであるタムロン株式会社は、以下をサポートするシャッターレスコンパクトLWIR（長波赤外線）カメラモジュールの市場投入を発表しました。

さまざまな用途向けの光学機器メーカーとして世界的に有名なタムロン株式会社は、熱画像処理と温度測定を同時にサポートするシャッターレスコンパクト LWIR (長波赤外線) カメラモジュールの市場投入を発表しました。 このモジュールは 2020 年 8 月 28 日に利用可能になる予定です。

一般的な LWIR カメラ モジュールは、熱測定の精度を達成し、熱画像を安定させるために、定期的にメカニカル シャッターを動作させて内部の参照データを更新する必要があります。 これには必然的にシャッターノイズの侵入や画像シーケンスの乱れが伴う。 長時間使用する場合、シャッターの機械的耐久性も問題となります。

このような一般的なLWIRカメラモジュールの課題を解決するため、タムロンは、温度基準の変化に対する再現性に優れたアモルファスシリコンを用いたLWIRセンサーを採用し、メカニカルシャッターによるキャリブレーションを不要とした「シャッターレスLWIRカメラモジュール」を発売します。社内で開発された最先端の画像処理技術と光学技術を統合しています。

LWIR カメラ モジュールは、ターゲットからの熱放射を検出し、照明が不十分な場合または照明がない状態でも視覚化できます。 この利点は、患者の睡眠を妨げない夜間の看護や、真っ暗な夜間の監視、施設設備の異常温度検知など、さまざまな用途に活用できます。

タムロンの新しいシャッターレス LWIR カメラ モジュールは監視に顕著な改善をもたらします

タムロンの新しいシャッターレス LWIR カメラ モジュールは、不快なシャッター音や断続的な画像の中断を完全に排除することで、介護、監視、異常温度検出の大幅な向上を実現します。

畜産や農業などの高精度な温度測定・温度制御の分野でも市場ニーズが高まっています。タムロンは、こうした市場ニーズの高まりに応えるため、焦点距離の異なるレンズを搭載したシャッターレスLWIRカメラモジュール3モデルを発売します。

高精度な温度測定は、タムロン独自の信号処理技術により、シャッターレス測定という悪条件下でも温度精度±2℃(*1)を保証します。

主な特長

広角から中望遠まで幅広い用途をカバーする、最適なレンズを搭載した3モデルのカメラモジュールを提供します。

タムロンの高性能レンズとシャッターレス計測用に開発された独自の温度信号処理により、ピクセルごとの温度計測を実現します。 熱画像と温度データを同時に利用できます。

シャッターレス機能により、シャッター音の侵入や画像シーケンスの中断を排除します。 新しいモジュールにより信頼性が向上し、メカニカルシャッターに関連する耐久性の問題がなくなりました。

新しいモジュールは、塵や水から保護する新しいメカニズムを採用し、さまざまな産業用途への実装を支援します。